サルカメ合戦 サルはいつでも腹ぺこでした。
「カメさーん、腹が減ったよぉー」と、友達のカメに言ったら、「それじゃ、バナナ食うカメ?」と、カメがききます。
大喜びのサル。
だけど、カメがくれたのは、一本のちいさな苗木でした。
気の長いカメは、これからバナナを育て、それを食べようというのです。
待ちきれないサルは、その苗木を食べてしまいました。
やがて、カメの育てたバナナは、大きな実をたわわに実らせます。
そこにサルがやってきて、「取ってあげるよ」といいながら、バナナをみんな食べてしまいました。
「ゴメンゴメン、あんまりうまかったもんだから」というサル。
「こまったカメ。友達にバナナをあげると約束してたカメ」
それじゃあ謝るからというサルに、カメが呼んできた“友達”は……?
「サルカメ? サルカニじゃないの??」 いえいえ、これは『サルカメ合戦』インドネシアの民話です。
日本の昔話として有名なお話が、外国でも同じようなお話として語り継がれていることがよくあります。
どちらが先に語られていたか、それは定かではないのです。
登場人物や設定など、その国の特色が出ていて、なかなかおもしろいので、ひとつ、取り上げてみました。
『サルカニ合戦』とは、またひと味違う、どこか陽気なインドネシアの『サルカメ合戦』をお楽しみください。
“友情”をテーマに、仕上げた作品です。
上演時間 30分
出演キャラクター
・サル
・カメ
・ワニ