長靴をはいた猫

 あるところに、小さな粉引き小屋がありました。
 そこには、父親と三人の息子たちが住んでいました。
 長男、次男はぐうたらで、仕事をサボってばかり。
 まじめにせっせと働いていたのは、三男のピエールだけでした。
 そんなある日、父親が突然亡くなって、残された財産はほとんど長男と次男で分けられてしまいました。
 三男のピエールにあてがわれたのは、古びた長靴と、一匹の猫だけ。
 そのうえピエールは、家を追い出されてしまいます。
 そんなとき、それまで黙って見ていた飼い猫が、ふと、口を開きました。

 『そんなにしょげることはないさ。おまえは最高の財産を手に入れたんだ。そう、この俺だ!』


 原作者であるシャルル・ペローは、グリムよりも前に、フランスの民話を集めて児童文学を製作しました。
 「長靴をはいた猫」は、そのフランス童話の代表作でもあります。
 ペロー原作の「長靴をはいた猫」の最後には、教訓がつけられています。
 それは、粉引き小屋の主人が亡くなって、子供たちが遺産を受けるのですが、どんな立派な遺産を受けても、それをちゃんと活用できる手腕が大切とうたっています。
 今回は、その手腕ということをわかりやすく掘り下げ、何事も消極的(受け身)ではなく、勇気を持って積極的に取り組めば、成し遂げられるということをテーマに製作いたしました。


 上演時間 30分

 出演キャラクター   1.猫のシャット
            2.粉引き小屋のピエール
            3.マリアーヌ姫
            4.オルレアン大公
            5.人食いバルザック王
            6.粉引き小屋の長男
            7.粉引き小屋の次男
            8.兵士A
            9.兵士B
            10.ネコA
            11.ネコB
            12.ネコC
            13.バルザックの手下A
            14.バルザックの手下B