金のおの銀のおの

 エンヤカドッコイ、ドッコイコラショ
 エンヤカヤッサー、ヤッサーコラヤ
 働き者の木こりの少年は、今日も元気に木を切ります。
 森の動物たちとも仲良しで、みんな楽しそうにお手伝い。
 でも、そんなある日、汗で手が滑り、大切な斧が湖の中に……。
 さあ大変、たった一本しかない斧をなくしては、もう働くことが出来ません。
 途方に暮れてしょんぼりたたずむ少年……。
 するとそのとき、湖のなかから美しい女神があらわれました。
 女神は少年のため、湖の底から斧を拾ってきてくれるというのです。
 大喜びの少年のもとに、女神が持ってきた斧は、ピカピカ光る金の斧!
 「あなたが落としたのは、この金の斧ですか?」女神は少年にききます。
 少年は、もうビックリ!
 そのやりとりをこっそり見ていたのは、なまけものの木こりのおじさん。
 「イヒヒヒヒー、いいこときいちゃったー」なんて、うれしそう。
 少年は、自分の斧を取り戻せたでしょうか?
 木こりのおじさんの悪だくみとは?


 小さな嘘は、それを繰り返しているうちに、取り返しのつかないような大きな嘘へと膨らみます。 時として子供たちも嘘をつくことがありますが、“嘘をつく”ということに何の罪も感じられないまま育ってしまうのは、非常に危険なことなのではないでしょうか?
 この、「金のおの銀のおの」では、欲にかられて嘘をついたおじさんはひどい目にあい、逆に、普段からまじめに働き、女神の問いにも正直に答えた少年は、大変なご褒美(金の斧)をもらいます。
 明るいミュージカルとしてアレンジした本作の中では、特別難しい教訓言葉は出てきません。
 しかし、正しい行いは、必ずいつか誰かに認めてもらえるということが、言葉ではなく感覚として子供たちの心に伝わっていくことでしょう。


                      公演時間  30分  ミュージカル作品 

                      〈登場キャラクター〉 木こりの少年
                                 なまけものの木こり
                                 ひつじのメエメエ
                                 くまのジロードン
                                 湖の女神