カエルの王様

 こっそりお城を抜け出し、湖の畔で遊んでいたオーロラ姫は、王様からもらったお守りの金のまりを、湖に落としてしまいます。
 困りはてて泣いていると、泉から一匹の、醜いカエルが出てきました。
 オーロラ姫はカエルに、「湖の底から金のまりを拾ってきてくれたら、私の宝物を何でもあげるわ」といいます。
 するとカエルは、「宝物なんかいりません。それよりわたしを、あなたの遊び友達として、いつでも側に置いてください。いつも一緒に、手をつないでほしいのです」といいました。
 こんな醜いカエルと、手をつなぐなんて……。
 姫は、とてもいやだと思ったけれど、とにかく金のまりを拾ってほしくて、約束してしまいます。
 カエルは約束通り、湖の底から金のまりを拾ってきますが、姫は約束を破って、お城に帰ろうとします。
 そこに王様がやってきて、姫を諭し、姫はカエルに手をさしのべました。
 カエルが姫の手を取り、姫の手にキスをすると、醜いカエルは美しい王子に姿を変えたのです。
 実はこのカエル、悪い魔女に魔法をかけられていたのです。
 そこへまた、魔女が現れ、オーロラ姫までもみにくい姿に変えようとします。
 ふたりに悪い魔女を倒すことができるでしょうか?


見かけの醜さに惑わされ、カエルを嫌ってしまうオーロラ姫。

 姿かたちにとらわれてしまうことは、どうしてもあることです。

だけど、その奥にある、“ほんとうの姿”に目を向けないと、時に取り返しのつかない悲しい失敗をしてしまうかもしれません。そんなことに、ちょっと気づいてくれればいいな、という思いで、この物語を製作しました。


 上演時間  30分

          出演キャラクター

                ・虹の国のオーロラ姫
                ・虹の国の王様
                ・カエル
                ・ハインリッヒ
                ・光の国の王子
                ・魔女