
都のはずれに安国寺というお寺がありました。
そこには“一休さん”というとんち好きのこころやさしい小坊主がおりました。
ある日、一休さんは和尚さまにおつかいを頼まれ、その帰り道の途中、一人の若い娘と出会います。
実はその娘、何にでも姿を変えられる化けキツネだったのです。
近くの木陰からは小さな子ギツネが心配そうに様子をうかがっています。
キツネは一休さんをだまして、食べ物を頂こうとあの手この手を尽くしました。
頭のいい一休さんは、キツネの悪巧みなんてすべてお見通し。
だけどわざとだまされて、お腹をすかしたキツネの親子に和尚さまに届けるお団子を上げてしまいます。
そんな一休さんの気持ちも知らず、キツネはもっと食べ物を手に入れようと、今度は安国寺に忍び込むのでした。
一休さんは、1481年に88歳で亡くなった実在の人物です。
一休さんの名前を聞くと、まず思い出されるのが『とんち話』です。
一休さんは曲がった世の中を正しくするために、おもしろいとんちを使って教えを広めたといわれています。
今回、原作にはない話ですが、一休さんにふさわしい主題として、思いやりのこころをテーマに『一休さん』を製作しました。
機転をきかせた一休さんのやさしい行動が、観ている子供たちをアッと驚かせることでしょう。
心温まる感動のステージをお楽しみください。
上演時間 30分
出演キャラクター 1.一休さん
2.和尚さま
3.母ギツネ
4.小ギツネ
5.小坊主たち