羊飼いと狼

 羊飼いのピーターは、いたずら好きで、とてもうそつき。

 「狼だ! 狼がきた!!」そんなうそをついては、森の動物たちをおどかして楽しんでいました。

 そんなある日、本物の狼がやってきて……。

 「狼だ! 狼がきたー!!」

 ピーターは必死で助けを呼びますが、誰も信じてくれません。

 どうなる?? ピーター!


 『いつもうそばかり言っていると、本当に、大事なとき、信じてもらえなくなっちゃうよ』
 という教訓が、有名になっているものがたりです。
 その教訓を、楽しく、さりげなく、子どもたちに押しつけることなく伝わるような作品になっています。
 『うそをついてはいけない』のだけれど、その反面、『うそも方便』ということわざがあるくらいです。
 ちょっとした楽しいうそは、心を豊かにしてくれる場合もあります。
 でも、そのうそによって、誰かを困らせたり、迷惑をかけたりすることは、ちっとも楽しいことじゃありません。
 どこにその線を引いたらいいのかが、難しいところなのですが……。
 ピーターの悪気のないうそが、みんなを困らせ、それが結果的に自分を危険な目に遭わせてしまう。
 自分の行動は、自分だけでなく、周りのみんなに影響をもたらすということをちょっぴり考えてみる機会になればいいな、という作品です。


 上演時間  30分