はだかの王様

そのわがままな王様は、どんな余興もごちそうも、まるで興味を示しません。 

王様の好きなこと。 それは、綺麗で豪華な服を着て、鏡の前でうっとりすること。 衣装部屋は服であふれかえっているというのに、どれもこれも飽きてしまって、気に入る服がありません。 

そんなある日、お城に二人の男がやってきて、「私たちは機織り職人。世にも珍しい衣装を作って見せましょう!」 というのです。 王様は、もう大喜び。 

そしていよいよ衣装は完成し、うやうやしく王様の前に運ばれてきました。

ところが、はて? 

箱の中身はカラッポで……。 

“世にも珍しい衣装”とは、いったい……?


「馬鹿なもの、または、身分にふさわしくないものには見えない」

 そういわれた王様は、もう、必死になって見ようとし、見えるふりをします。

 大臣や妃も大パニック!

 見えないことがバレたら、自分の地位が危ないのです。

 みんなが、口をそろえて衣装をほめれば、

 「見えていないのは自分だけ??」

 と、ますます不安になって……。
 本当は、このインチキ機織りたち、衣装なんて作っていないのにね。
 そんな滑稽な人間模様を、どうぞ思いっきり笑い飛ばしてください!!


 上演時間  30分

 出演キャラクター  1.王様 
           2.大臣 
           3.お妃 
           4.ピエロ 
           5.機織りA 
           6.機織りB

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